処刑ライダーの巻

 

皆様いかがお過ごしでしょうか？

処刑される側の犬男です。

 いやー見ちゃいましたよ「処刑ライダー」！

ＢＳでやってたから！

 製作者には悪いですが、とてもお金払って見るほどのクオリティじゃありません。

 、、、が、私的には「こっ！こいつはキクぜえええええ！」ってな映画で、かなり好みの映画でした。

っというか初めての映画レビューがこれって、、、

「処刑ライダー」

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 (いやカスタムターボエディションて何？）

 １９８６年製

 脚本は中学生の黒歴史的妄想レベル

 無駄に流れる８０年代ロック

 ８０年代だけあって多少オカルト風味

 そして主役はチャーリー・シーン

、、、役満です。

健全な精神の人は視聴するのが耐え難いでしょうが８０年代の映画が好きな私にはとても楽しめました。

ストーリーの説明ですが３行もあれば足ります。

チンピラ集団に殺された？青年が、特殊な力を持つ「処刑ライダー」になり

チンピラ達に復讐する。※補足、カーレースや水着のブロンド娘のポロリ有り

 以上、補足も含め２行でした。

 ストーリーは桃太郎のようにわかりやすいのでおいておきますが、この映画の感想と感動を紹介していこうと思います。

 その１・そもそもライダーっていうか車乗り

・もうね、思いっきり車乗ってます、謎のゴキブリカーに。まあ通常の青年時にはバイク乗ってるけど。

 処刑プレイ中は車じゃないですか！

車は当時としては最新鋭のダッジのコンセプトカーらしいです。

ドアミラーは無いしツルツル黒塗りでセクシーかつエレガントな仕上がりとなっております。

おそらく４３９馬力らしいですが、当時としてはスーパーカーですね。

 今ではただのおっさんセダンに成り下がった現行のスカイラインが ４００馬力モデル

ありますから４００馬力オーバーも当たり前の世の中ですねー。

でも、乗り物映画なんでもう少し敵さんの車とかにはこだわってほしいですね。

当時の日本車とかをかっこよくカスタムして、チョイ役でも出せば日本の車好き

からカルト的人気を得られたのに、、、。ハンバーガー屋で日産の７２０かなんかのダットラが停まってたくらいですかね。

その２・チンピラが個性的

なんか北斗の拳から出てきたよう髪形のなお兄さんとか、「将軍様風」ピザデブもいます。ただ登場人物の８０ｓファッションが一周回ってナウいです。

部下たちは多少のチンピラ感はあるんですが、ボス役のニック・カサヴェテスさんが,

あまりアウトロー感が無く、なんつーかガッカリさんです。もっと見た目汚くて,

汚いスラングを連発するIQ低めの筋肉ブタゴリラ、みたいな役者さんがほしかったなあ。

ニックはさ、インテリな感じなんですよ。頭の切れるボス的設定でこうなったんでしょうけどミスキャストです。

主人公とヒロインが路チューしてるのを遠くから見て涙目になってるとか、、、。

 キモイ。

 こういう映画の敵ボスは、マッドマックスのトゥーカッターみたいのか、ヒューマンガスみたいのじゃないと、敵として弱いなあ。

あと素晴らしいのは劇中でスカンクと言われているチンピラがいるんですが、こいつがなんかわわからない液体飲んで「くうううう！こいつはキクぜええええ！」みたいなことばっか言ってます。

チンピラのヤバさをだすための演出なんでしょうけど、ボスに真顔で

「そんなの飲むと頭が悪くなるからやめろ」的なこと言われて

 「わかったよ」ニコッ　とスカンクさん

しかしボスがいなくなった瞬間にまた飲む！

 スカンクさんつええ！

もうスカンクさんの半生みたいな映画のほうがよかったんじゃないかってんぐらいですよ。

なんて役者さんか知りませんがこの映画出演が決まって、家族や友人に

完成した映画見せたときの家族のリアクションをモニタリングしたいですね。

スカンクさんだけでも見る価値は有ります。

スカンクさんのキマッてる演技はアカデミー賞ものなので必見です。

その３．ストーリーがゴミ

なんというか８０年台のこの手の映画って「なんでこの脚本でGOサイン出たの？」って映画が数多くあります。

当然この映画も？ってところが存分にあります。　　

まず処刑ライダーの車が悪党とクラッシュし、爆発炎上するたびに事故現場に落ちている処刑ライダーのパーツ？みたいなものが光って消えます。　　　　

なんの説明もないしそんなルール聞かされてないし意味がわかりません。　　

そもそも処刑ライダー自体がどうして存在するのかわかりません。

チンピラに殺されて恨みがあるのはわかるけど、なんでサイバーパンクに憧れた変態みたいな格好でわざわざ迫力の無いレースで殺すのか？　　

ホッケーマスクかぶって切り刻めばいいだけなのにね。

 何だか回りくどいし、幽霊なのかなんなのかさえわからず仕舞い。

 そのくせヒロインとは昼間っから川の中でチョメチョメするし！股間も４００馬力かっ！

 ヒロインの人がキレイダナ～と思い調べてみるとシェリリン・フェンという人でしたが、直近の画像を見て時間は残酷だと思い知らされましたと。

その昔大流行したツインピークスの女優さんでげすね。

その４．サントラがすごい　

映画を見ている中でかなり曲が流れます。どれも８０年代あの頃のアメリカを思い出す（行ったことも住んだことも無いけど）名曲揃いです。

80年代の哀愁を帯びた曲たちが映画の要所要所に（無駄に）流れ、素晴らしい脚本を盛り上げます。

オジーの曲も入っているのでロック好きな人なら聴いて損は無いと思います。

、、、ですごいのはそのサントラ、音源としてかなりレアものらしく、とんでもないプレミア価格で取引されているんですが。　

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